ゲリラ豪雨と都市型水害
防災ブログ2021.08.29最近「ゲリラ豪雨」という言葉が、私たちの生活に定着してきた感があります。
「夕立ち」と呼ぶにはあまりにも激しい、まさに「ゲリラ」的な豪雨。
もちろん、その短期間の大雨そのものにも危険がありますが、都市部の場合には「都市型水害」にも併せて注意が必要です。
ゲリラ豪雨と都市型水害
都市部は、地面がコンクリートやアスファルト覆われている部分が多く、総じて水はけが悪いです。
そのため下水道や雨水管などで処理するわけですが、ゲリラ豪雨のように急激に多量の降雨があると、これらの処理能力が追いつかず、あふれた水が大規模な浸水など「都市型水害」を発生させてしまうわけです。
店舗や家屋など、雨のたびに繰り返し浸水が起こる……という場合、やはり「備える」必要はあるのではないかと思います。
「水のう」という選択
水害対策といえば「土のう」が思い浮かぶ方も多いかもしれませんが、私たちのような施工会社ならいざしらず、一般のお店・ご家庭でご用意いただくのはちょっと難しいかもしれません。
そこで、ぜひご活用いただきたいアイテムが「水のう」というものです。
袋に水を入れて、それを敷き詰めることで、水が入ってきそうなところをブロックします。
使用しない場合はぺたんこの袋ですので、かさばらずコンパクトに保管できます。
防災トイレ館では、(株)総合サービスの「水のう君Ⅱ」の取り扱いがございます。
丈夫な素材でできているため、使用後も何度か繰り返し使えます。
必要枚数
「水のう君Ⅱ」1袋25cmとして、ふさぎたい場所の幅を25で割ってください。
対応水位は、2段積みで15cm、3段積みで20cmになります。
また、1列で3段積みにすると転倒崩れしやすいので、支えのための水のうを背後に設置する必要があるため、少し多めにご購入下さい。
[必要枚数目安=ふさぎたい場所の幅(cm)÷ 25cm × 2段 または 3段]
1.8m(1間)幅の玄関
- 水のう袋 約30袋(3段積みの場合)
- 防水シート 幅約4m~
- 止水クッション 2m
半地下駐車場など
- 水のう袋 約50~60袋(2段積みの場合)
- 市販土嚢袋に入れて積み重ねるか、防水シートに包んで使用
地下道口など
- 水のう袋 約30~40袋(2段積みの場合)
- 防水シート 幅約5m~10m
防水シートや止水クッションと合わせて使うのが効果的です。
ご家庭用には、これら必要なものと水のう袋30枚がセットになった「水のう君Ⅱセット」を最初にご購入いただき、不足枚数を「水のう君Ⅱ」単品でご購入いただくことがおすすめです。