思い立った時に「備」えよう
防災ブログ2021.09.13防災というよりも「備災」
防災トイレ館を始めて10年以上になりましたが、「防災」という言葉に最近少し違和感を感じています。
というのも、地震や豪雨災害など、災害そのものは「防」ぎようがないですからね。
正しく言うなら、災害に「備える」。つまり「備」災というところでしょうか。
そんな私も失敗しました
防災に関するショップに携わっている中の人ですが、実はこんな失敗をしました。
数年前、伊豆半島にも超大型台風が上陸したときの話です。
台風だったので、台風の進路がわかった段階でいつも使っているネット通販で水や食料品をポチポチポチ。
普段は翌日発送(いつもありがとうございます)なので安心していたのですが、ふと受注完了メールを見たら、発送予定日時が7~8日後。
慌ててスーパーとドラックストアに走りましたが、やはり店内の棚はすでにガラガラ……時すでに遅し、でした。
すごくすごく、反省しました。
それと同時に、とても怖くなりました。
もし、このなにも備えていなかったタイミングで、予測不能な災害が起こったら……?
非常時は「輸送」も麻痺する
この経験からあらためて気づかされたことは、災害時はライフラインと同時に、輸送にも影響が出るということ。
また、私の例のように、台風など予測ができる災害の場合でも、予報が出た段階ではメーカーや販売店に商品の注文が殺到するため、配送遅延・在庫切れなどが起こる可能性もあります。
つまり、災害が起こってから/来ることがわかってから、防災グッズの購入を考えるのでは遅いのです。
「また今度でいいや」と後回しにしているうちに、次の災害が来るかもしれません。
とはいえ、私のように大きな被災経験がないと、日常的に「災害に備える」ということを行動にまで移せる人は少ないと思います。
だからこそ、このブログに目を留めてくださった方には伝えたいのです。
防災グッズ、「買っておかないと」と思ったその日に買っておこう、と。
特に「防災トイレ館」が注力している「トイレの問題」は、災害時に非常に切実な問題となる反面、通常の防災グッズには、使い捨て・簡易トイレは含まれていないことが多いです。
ぜひこのブログをご覧いただいたタイミングで、トイレの備えの大事さも考えてもらえると嬉しいです。思い立ったが備え時
最近では、「ローリングストック」という考え方も提唱されています。
レトルト食品など、普段使いにできるものを多めにストックしておいて、食べたら買い足して、常に数日分の備蓄があるようにしておく、という考え方や備蓄の方法です。
使い捨てトイレは日常で使う機会は多くないですが、アウトドアやお子様づれのドライブなどの携帯トイレとしてもご活用いただけます。
また、超防臭チャック袋などは、ペットの散歩時の糞の処理や、キムチなど臭いの強いものの保存などにも便利です。
また、当店で取り扱っている「サニタクリーン」は、製造から7年の品質保証ですので、一度備えてもらえれば当面買い替えの必要はありません。
防災グッズは、出番がない方が良いことはもちろんです。
しかし「万が一」が起こった時には、もう間に合わない。そういう性質のものでもあります。
ぜひ、「思い立ったが備え時」を合言葉に、日々から「備」災していきましょう。