防災トイレ館について

防災トイレ館を始めたワケ

私たち、株式会社ユースクは、静岡県三島市にある施工会社です。そんな私たちが、なぜ災害時用トイレ用品を販売しているのか?

伊豆半島は昔から、地震や台風の多い地域ですが、幸い私たち世代は大きな災害を経験することなく、ともすれば災害への警戒心、おそれを忘れがちになりがちでした。

富士山

しかし、本業である施行業務を通じて、災害の恐ろしさ、有事の備えの重要性を再確認する機会があり、自分たちにできることから始めるため、1996年より災害時のトイレ用品の販売代理を開始。2010年にはECサイト「防災トイレ館」をオープンしました。以来、関連商品の販売や防災・備災に関する情報の発信を行っています。

本事業での気づき

私たちの本業は、シンシンブロック(SSBB)という、雨水貯留浸透システムの施工にあります。大雨による災害予防や非常時用用水の貯水などに活用されるものであるため、 施工事業の中で災害復興に関わることや阪神・淡路大震災の被災地を訪れたこともあり、災害の爪痕や被災された方々のお話を聞く機会が多くありました。

株式会社ユースクの仕事の様子
災害の恐ろしさ、当たり前の日常を取り戻すことの難しさ……。
自然災害は避けることはできません。
それでも、被災したときに少しでも難を減らすため、自分たちにできることはないか。模索する中で始めたのが、この「防災トイレ館」です。
災害時の写真

サニタクリーンとの出会い

防災・備災もいろいろ必要ですが、私たちが重要だと考えたのは「災害時のトイレ問題」でした。
そしてたどり着いたのが、現在、中心的に取り扱っている、(株)総合サービスの「サニタクリーン」です。

総合サービス社の商品

防災グッズの開発・生産は、ビジネスとしては難しいものです。
というのも、「いつ必要になるかわからない」「平時には必要性を感じづらい」ことから、売上が予想しにくく在庫リスクを抱えやすい課題があるためです。
しかし、そうした中でも、総合サービス社は災害時用防災トイレ「サニタクリーン」をはじめとした防災用品を開発・生産し続けており、その姿勢に共感し、株式会社ユースクも、主に個人向け販売窓口として「防災トイレ館」を立ち上げ、販売代理店となることに決めました。

大規模化する災害に備える

昨今、皆さんも感じられているように、地震や台風、集中豪雨など、自然災害が大規模化しているように思います。伊豆半島でも、2019年には狩野川台風の再来と言われた台風19号、そして2021年の熱海の土石流災害により、各地で被害が出ました。
こうした中で、防災・備災グッズの通販機能の整備とともに、より多くの方に防災について関心を持ってもらえるよう、情報発信に主眼を置いて「防災トイレ館」を2021年にリニューアルしました。

防災トイレ館画像

災害時に切実な問題となる「トイレ」を切り口に、防災・備災についてあらためて考えるきっかけとなればと思っています。
災害はいつ起きるかわかりません。また、予報があってから動いたのでは間に合わないのが実情です。
「思い立ったときに備える」を合言葉に、ぜひ、各ご家庭でも万一のときの備えを見直していただければと思います。

防災トイレ館 店長
株式会社ユースク 石川憲一

防災トイレ館店長 石川憲一